10月22日撮影
休みだったので、北の丸公園にある東京管区気象台の露場を訪ねてみました。
緑に囲まれ、鳥のさえずりも聞こえる静かな場所です。
それぞれのセンサーで、何を観測しているのか表示がされています。(※制限区域外から撮影)
そばに観測値のモニター画面もあります。(表示は二通りで切り替わる)
風(風向・風速)は、南東側に少し離れた科学技術館の屋上で観測しています。
日本武道館脇にある案内板。「気象観測露場」と明記されている。(あとから貼り付けた痕跡がくっきり。)
平成26年12月からここで正式に観測しています。
移転に際しては、これまでの統計記録との整合を考慮して平年値の補正が行われました。
月平均気温 マイナス0.7~マイナス1.2度(年平均ではマイナス0.9度)
日最高気温の月平均値 プラス0.3~マイナス0.6度(年平均ではマイナス0.2度)
日最低気温の月平均値 マイナス0.6~マイナス1.6度(年平均ではマイナス1.4度)
月平均相対湿度 プラス2~プラス6%(年平均ではプラス3%)。※植生の影響によると思われる、
気温の統計値をこれだけ下げるということは、いかにヒートアイランドの影響が大きいことが分かります。
むろん、これは東京だけに限った話ではありません。
日本のみならず世界各地の観測地点も都市化が進み似たり寄ったりの傾向でしょう。
気温の上昇だけを根拠に、CO2の排出量増大による
地球温暖化の議論を行うのは、かなり無理があることがこれでわかると思います。